きのみきのまま

女子大生の読書備忘録

政治・社会

社会学/政治/外交・国際関係/マスメディア/etc...

『ネットフリックスの時代――配信とスマホがテレビを変える』西田宗千佳

小学生の頃と比べて、テレビは見なくなってしまいました。私自身はネットフリックス契約していませんが、本書では、それに代表される映像の見方の変化が、我々の生活にもたらす影響を考察してあります。 ネットフリックスの時代 配信とスマホがテレビを変え…

『健全な肉体に狂気は宿る――生きづらさの正体』内田樹 春日武彦

「『自分探し』と『自己実現』に疲れ果てた人へ」という言葉に惹かれました。なぜか最近はこのような本を好んで読んでます。少し疲れているのでしょうか。それともひとの心理に興味があるのでしょうか。 健全な肉体に狂気は宿る―生きづらさの正体 (角川Oneテ…

『不幸になりたがる人たち――自虐指向と破滅願望』春日武彦

世の中には時々、不幸や悲惨さを選びとっているとしか思えない人がいる。「この過酷な人生を生きてゆくために、奇妙なロジックを考えだし、不幸を先取りしなければ生きてゆけなくなった人たち」という。 自虐指向と破滅願望 不幸になりたがる人たち (文春新…

『依存症』信田さよ子

著者は、「依存症」とは、時代の要請に応え、走り続けようとした日本の「近代」の陥穽、家族共通の病だという。本書は、カウンセリングを通して、依存症を正面に捉えて取り組む著者の姿勢の表現でした。 依存症 (文春新書)作者: 信田さよ子出版社/メーカー: …

『ネット依存症』樋口進

私の1日の始まりはSNSを見ることから始まります。いつから、こんなにインターネットを利用するようになったのか記憶も定かではなくなってきました。「ネット依存」に焦点があてられた本を紹介します。 ネット依存症 (PHP新書)作者: 樋口進出版社/メーカー: …

『人工知能の「最適解」と人間の選択』NHKスペシャル取材班

人工知能が、研究室を飛び出し、現実社会に進出しています。膨大な計算力を背景に導き出される「最適解」に我々はどう向き合えばいいのか。現場取材を基に人工知能と社会のかかわりを展望する一冊です。 人工知能の「最適解」と人間の選択 (NHK出版新書)…

『「死」の教科書―なぜ人を殺してはいけないか』産経新聞大阪社会部

本書の冒頭には「新聞は、なにか事があると、『命の大切さ』を訴える。校長先生は、なにか事があると『命の大切さ』を訴える。」とあります。タイトルとは裏腹に、社会問題について考えさせられました。 「死」の教科書―なぜ人を殺してはいけないか (扶桑社…

『男子劣化社会』フィリップ・ジンバルドー

草食系男子が囁かれるようになって久しいけれど、日本だけでなく、アメリカでも同様であるらしい。さらに、先進国の若い男性は総じて、家に引きこもってゲーム・ポルノに興じる傾向にあるだといいます。 男子劣化社会作者: フィリップ・ジンバルドー,ニキー…

『残業税 マルザ殺人事件』小前亮

最近、働き方改革という言葉をよく聞くようになりました。短編集『残業税』の続編の長編小説で、マルザと呼ばれる残業税調査官が殺された!ところから話が進みます。働くことについて考えさせられます。 残業税 マルザ殺人事件 (光文社文庫)作者: 小前亮出版…

『AI社会の歩き方―人工知能とどう付き合うか』江間有沙

人工知能は社会にどのような変化を起こすのかを、感情論に流されず、その舞台裏を含めて整理されています。だれがどんな議論をしているか、今後どのような議論が重要かを教えてくれるような本著でした。 AI社会の歩き方―人工知能とどう付き合うか (DOJIN選書…

『<対話>のない社会―思いやりと優しさが圧殺するもの』中島義道

著者は、なぜ日本の人々は無意味で暴力的な言葉の氾濫に耐えているのか?と問いかけ、日本的思いやり・優しさこそが、<対話>を妨げていると指摘する。少し懐疑的に読みましたが、面白い一冊でした。 「対話」のない社会―思いやりと優しさが圧殺するもの (P…

『ラーメンの歴史学――ホットな国民食からクールな世界食へ』バラク・クシュナー

ラーメン好きですか?私は大好きなので思わず手に取ってしまいました。序に「歴史と食――この二つは明らかに表裏一体のもの」と書いてあって、それは他の本を読んでいて感じるところだなと思いました。 ラーメンの歴史学――ホットな国民食からクールな世界食へ…

『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』山極寿一

思わず手に取りたくなるようなタイトル。ゴリラを研究対象として人類の起源をさぐっている京都大学の偉い人ということは知っていました。前から気にはなっていたんですが、やっと読むことができました。 ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」作者: …